そういえば記事にするのを忘れていたが、結構前に買ったKremerの弾き振りでのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集が、レコード芸術誌の『レコードアカデミー賞•協奏曲部門』を穫っていた。
バックはKremerata Baltica。このコンビのディスクとしては、Shostakovichの交響曲第14番と、Mahlerの交響曲第10番アダージョのカップリングが記憶に新しいが、20世紀の名曲から一転、今回は18世紀の名曲と、レパートリーの広さを見せる。昔のKremerといえば、どちらかというと冷徹なイメージがついてまわっていたが、このディスクで聞ける彼のヴァイオリンは曲のせいもあり、暖かみを感じる。こうした歳の取り方は、ピアノ界で言えばPolliniに通じると感じるのは自分だけだろうか?
是非このコンビでBergのヴァイオリン協奏曲を録音して欲しいものだ。
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