Feb 20, 2010

プルチネッラ

今まで個人的に若干毛嫌いしていた感のあるストラヴィンスキー。

彼の「原始主義」時代のバレエ音楽は未だに抵抗があるが、「新古典主義」に移行した直後のこの『プルチネッラ』はすんなり受け入れられる。指揮はブーレーズ。オケはシカゴ響とくれば当然シャープな演奏を期待するが、さすがにブーレーズも丸くなったのか、落ち着いた印象の演奏。もちろんピリオド奏法など彼がやるはずもないが、響きは古楽。こうしたブーレーズの要求に見事応えるシカゴ響はさすがの一言。

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