マーツァルのブラームスツィクルスは、結構以前に録音していたものもあったので、早くも4曲中3曲目。
第1番については、ここや、ここで書いたように、色々と考えさせるブラームスだったが、今回の第4番はその1番と同時期の録音。
ブラームスの4曲の交響曲の中では、最もロマン性の強い作品だが、マーツァルは変にその辺りを敢えて強調せず、どちらかと言えば淡々と振っている。
曲の性格上、弦がクローズアップされるが、このディスクでは特にコントラバスの重さがブラームスの重厚なハーモニーをしっかりと支えている。
その反面、テンポそのものは引きずらず、と、オケの音云々より曲そのものを楽しませてくれる演奏。
こんなに何度も繰り返し聞きたくなる4番は初めてかも。
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